「HD-PLC3」ファミリーの拡大、新世代“「HD-PLC3」inside”の登場 !

Australian Business
Print
image

福岡--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 高速電力線通信「HD-PLC」(以下「HD-PLC」と呼ぶ)の国際標準化活動と普及促進を図っているHD-PLCアライアンスは、この度、「HD-PLC3」inside(注1)を新たに開発する企業群の参入により、「HD-PLC3」ファミリー(注2)が確実に拡大していることを発表しました。従来の高速通信「HD-PLC3」Complete(注3)に加え、白物家電機器への搭載を更に簡単化し、超低消費電力化、省スペース化を実現する「HD-PLC3」insideは、CEATEC JAPAN2013でHD-PLCアライアンスの各企業から開発アナウンスされ、「HD-PLC3」completeと組み合わせた活用シーンが、各社の展示会場でデモンストレーションが行われます。

同アライアンスの幹事企業の一社であり、「HD-PLC3」ファミリーの技術ライセンスを行っているパナソニック(株)は、「当社が開発し、普及推進を行っている『HD-PLC』が、IEEE 1901標準、米国、欧州、中国、日本の主要な標準規格化を達成し、全世界で利用できるようになったことは、大変意義深いことです。新世代の『HD-PLC3』は、安定な通信性能を確保することができ、今回、新に家電用のLSI供給が始まることで、当社はもとより、家電商品のネットワーク化がより一層加速されることを大いに期待しています。」  (パナソニック株式会社 常務取締役 技術担当 吉田 守)とのコメントを寄せています。

 
CEATEC JAPAN会場においてアライアンス企業各展示会場では、下記の展示が行われます。
1)   ローム株式会社(Hall2 / 2B40) (株式会社メガチップス、株式会社ユビキタスによる展示協賛)

「HD-PLC3」inside  LSIの紹介。「HD-PLC3」Completeとエコーネットライトを活用しながら「HD-PLC3」insideの利用シーンを想定。無線通信と連携しタブレット等から「HD-PLC3」ファミリーでコントロールできる空調機器デモンストレーション等。 

2) 株式会社ロジックリサーチ (Hall2 / 3B31)
「HD-PLC3」inside LSIの紹介等。
3) ミツミ電機株式会社 (Hall1 / 1A02)
”環境・エネルギーコーナー“にて「HD-PLC3」inside モジュールの紹介。
「HD-PLC3」Completeモジュールやアダプター完成品を活用したデモンストレーション。
4) ホシデン株式会社 (Hall2 / 2A70)
「HD-PLC3」Completeモジュール、開発環境の紹介等。
 

更に、HD-PLCアライアンスでは、「HD-PLC3」ファミリーの普及活動のひとつとして、10月3日(木)幕張メッセ会場内にて「HD-PLCアライアンスセミナー」を同時開催致します。本セミナーでは、「HD-PLC3」ファミリー製品を提供するアライアンス各企業群(LSI、モジュール、アダプター完成品、開発・測定機器、認証システム)から様々な産業分野での最新のPLC活用事例紹介更に今回は、「総務省におけるICT政策、ホームネットワーク・スマートグリッド推進について」と題し総務省様の特別講演も予定しております。  また、同セミナー会場に於いても、「HD-PLC3」ファミリーの製品展示をはじめ、白物家電との連携デモンストレーションや、「HD-PLC3」内蔵Wi-Fi 高速ルーター、開発・性能測定機器等のツール類の展示も行います。

 

CEATEC2013 HD-PLCアライアンスセミナー案内

セミナー セッションNo.   CS-S09
講演日 2013年10月3日(木) 12:30~16:30
講演会場 幕張メッセ 国際会議場3階 304会議室 (定員100名)
講演タイトル  

“HD-PLC3 - スマートコミュニケーションに向けた新しい「HD-PLC」ソリューションの登場”

セミナーに関する詳細スケジュールは、下記HD-PLCアライアンスホームページを参照ください。http://www.hd-plc.org/modules/topics/index.php?page=article&storyid=122

HD-PLCアライアンスは、引き続きこの秋開催される国内外の様々なイベント展示やセミナー開催を通じて「HD-PLC3」の普及促進を図ってまいります。

 
(文中注釈)

注1: 「HD-PLC3」inside:  

  IEEE 1901広帯域高速「HD-PLC3」Completeとの通信互換性を確保した広帯域中速「HD-PLC」技術。  PHY速度は、最大理論値106Mbps、間欠動作による超低消費電力化、小型化を図り、エコーネットライト等の通信制御ファームウェアを簡単に組み込み可能で、今後、白物家電、スマートグリッド等のシリアルI/F主体とした機器への組み込みなどが期待されている。

注2: 「HD-PLC3」ファミリー:

IEEE 1901 に完全準拠した「HD-PLC」の広帯域高速「HD-PLC3」Complete と広帯域中速「HD-PLC3」insideの技術からなる第3世代のLSI製品群。

注3: 「HD-PLC3」Complete:

高速電力線の国際標準規格IEEE 1901を基本仕様とし、IEEE 1901 をはじめ、IEEE 1905.1、DLNA標準、米国スマートグリッド標準(NIST IR 7862)、欧州の新EMC規格(EN50561‐1)適合、中国国家規格(GB/T 29265.305-2012.)、など米国、欧州、中国における重要な規格に認証又は、規定された広帯域高速「HD-PLC」技術。

Read more