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トレンドフォース・コンピュフォーラム2014:モバイル端末の成長によりメモリーおよびストレージ業界の発展が継続

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台湾・台北--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 国際コンピューター見本市(Computex)2014の「トレンドフォース・コンピュフォーラム」には、初めてトレンドフォースの4つのリサーチ部門(DRAMeXchange、WitsView、LEDinside、EnergyTrend)が集まりました。サンディスク、ARM、クアルコム、シナプティクスのゲスト講演者が集まり、最新技術と2014年の市場トレンドについて討論しました。

DRAMeXchange:モバイルDRAMが2014年までに業界の売上高の30%以上を占めるようになる

省電力機能により、モバイルDRAMは個人用PCとサーバーの両市場に浸透することに成功し、いずれはウエアラブル・コンピューターにも搭載される可能性があります。DRAMeXchangeのアシスタントバイスプレジデントのAvril Wuによれば、モバイルDRAMは2014年までに業界の売上高の30%以上を占めるようになり、パソコン用DRAMに代わる主力製品となります。2xナノメートル・プロセスを使用して8Gbチップとして構成されるLPDDR4は、現在試験段階にあり、2015年までにフラッグシップ製品で広く利用されるソリューションになるでしょう。モバイルDRAM市場の寡占状態は他のDRAM製品よりも顕著なため、価格は長期的な安定が予想され、一層の利益成長が可能です。

WitsView:供給過剰と技術の多様化でタッチ・モジュールは価格戦争が激化

直観的なタッチ操作はモバイル端末の普及に大きく貢献しましたが、タッチ・モジュールの市場は厳しい状況にあります。スマートフォンやタブレットでのタッチ・モジュールの仕様が成熟するに従い、パネル・メーカーはタッチ・モジュールを統合したインセルやオンセルのパネル製品の投入を続け、市場競争がさらに激化したことで価格戦争が激しくなっています。

WitsViewのシニアリサーチディレクターのEric Chiouによれば、「マイクロソフトの認定システムはノートパソコンのタッチ技術に比較的高い基準を設定していますが、ウィンドウズOSは統合されたタッチ技術を十分に活用できていませんでした。それだけでなく、最近のノートパソコン市場は小売価格が249ドル程度のエントリー・モデルが中心です。そのため、タッチ技術のノートパソコンへの普及率は2014年時点で16%であり、タッチ・モジュールの供給過剰がすぐに解消することはありません。」

「期待度の高いウエアラブル端末については、ディスプレー面積が小さいことと市場需要が不確かなことから、タッチ・モジュール業界への貢献は限定的なものにとどまります。しかし、ウエアラブル端末は曲面ディスプレーや柔軟性のあるディスプレーをいち早く採用する可能性が高く、タッチ技術の開発を先導するかもしれません。」

プレスリリース全文:http://press.trendforce.com/press/20140605-1387.html

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